頭痛には、一次性と二次性の頭痛があります。
一次性の頭痛は、頭痛そのものが病気であるタイプで、繰り返しおこることが多いです。二次性の頭痛は、脳などの病気が原因で二次的におこる頭痛で、くも膜下出血・脳動脈解離・脳腫瘍・高血圧・かぜ・目・耳・鼻・口腔などが要因になることもあります。
今まで経験がないような突然の頭痛を感じた時は、医療機関で検査をすることをおすすめします。一次性の頭痛には、緊張型頭痛、片頭痛、群発型頭痛があります。
この記事では一次性頭痛の原因と予防・改善方法をご紹介します。
緊張型頭痛

長時間のデスクワークや高さの合わない枕の使用など、同じ姿勢を続けることによって、血行が悪くなり、首や頭の筋肉が緊張してしまうことで起こるのが「緊張型頭痛」です。
また、ストレスが原因の緊張状態により筋肉に力が入り続けたり(噛みしめも含む)、脳の痛みを調整する機能がうまく働かなくなったりすることで起こる場合もあります。
眼精疲労も原因の一つです。度数が合っていないメガネやコンタクトレンズの着用、パソコン、スマートフォン、TVの見過ぎなどで目が疲れると、首や肩の筋肉に緊張を与えることとなり、緊張型頭痛につながるケースがあります。
頭の両側や後頭部がジワッと締め付けられるような鈍痛、長引く場合があるのが特徴で、緩和には温めるのが効果的です。
片頭痛
頭蓋骨内の血管が広がり炎症を起こすことが原因と考えられているのが、「片頭痛」です。心臓の鼓動と一致したズキンズキンと脈打つような痛みが、片側あるいは両側に起きるのが特徴です。
時には吐き気や嘔吐を伴うほか、光や音などに過敏に反応する場合もあります。気圧・気温・湿度などの気象が大きく変化するときに、自律神経が乱れて起こると考えられる「気象病」もこの一種。
また片頭痛は女性に発生することが多いため、女性ホルモンが何らかの形で関わっていると見られています。月に数度、発作的に起こることが多いのが特徴で、緩和には痛みのある部位を冷やすと効果的です。
群発型頭痛
片側の目の奥がえぐられるような、強烈な痛みが起こるのが「群発性頭痛」です。年1~2回ほど発症し、「群発期」には1回につき1~2時間程度の激しい痛みが、1~2カ月間にわたって続くこともあります。
また、目の充血や涙、鼻水、鼻づまりを併発することもあります。じっとしていられないほど激しい痛みで、働き盛りの年齢の男性に多いのが特徴です。
緩和には、痛みのある部位を冷やすと効果的とされています。
- 今までにない強く、突然の激しい頭痛
- 日に日に悪くなっていく頭痛
- 起床時のひどい頭痛
- 発熱もないのにひどい頭痛
- 発熱、麻痺、けいれん、意識の異常などの症状を伴う頭痛
- うまく話せない、記憶があいまい、ものがぼやけて見えるなどを伴う頭痛
- 吐き気がひどい頭痛
- 市販の痛み止めで効果がない頭痛
頭痛を改善するための反射区

緊張型頭痛の場合
- 脳:親指の腹全体:頭部の血流を促進
- 首:親指の付け根:首のコリを血流を良くすることにより改善
- 僧帽筋:親指以外の四指の付け根の下:肩こりの血流をよくすることにより改善
- 目:人差し指、中指の付け根:スマホやパソコンで酷使している目のバランスを保ち、血流を促進
片頭痛の場合
- 脳:親指の腹全体:頭部の血流を促進
- 副腎:土踏まずの一番上中央:ストレス対抗ホルモンの分泌促進
片頭痛の場合は、好転反応で痛みが強まる可能性がありますが、ケアを続けることで神経や血管の適応力が高まり、徐々に治まっていきます。
また、普段から一定の速度で血液が循環していれば、緊張型頭痛も片頭痛も起こりにくくなるので、第2の心臓であるふくらはぎをケアしてあげましょう。
セルフケアのポイント
- 人差し指の第二関節を使う
- クリームなどを塗って摩擦を防ぐ
- 息を吐きながら反射区を押す
- 「痛きもちいい」くらいの強さで押す
- ケア終了後には白湯500mlを飲む
セルフケアで押したとき、「コリコリしている」「かたい」と感じる場合には、ある程度ほぐれるまで続けてください。
道具を使うと、より楽に、より少ない力で足つぼができます。市販のマッサージ棒、ボールペンのペン先などを用いると、ピンポイントで反射区を刺激しやすく、より高い効果につながります。
ゴルフボールをストッキングなどに入れて転がりにくいようにし、その上に足裏をのせて、つぼを刺激する方法もあります。
なお、足は該当する反射区だけを刺激するのではなく、足全体を刺激して全身の血行を促進していきましょう。
ケアの後に白湯を飲むのは、足裏でつぶした老廃物を血液の中を通して腎臓へ、そして尿として排泄させるためです。
サロンで行う頭痛改善のケア方法

サロンでも、前述した「反射区」を重点的にケアしていきます。どのコースも足つぼの後にふくらはぎのケアがついています。あなたの体質に合わせた極上のセサミオイルで、ふくらはぎを流します。
おすすめのご来店頻度は、最初の3ヶ月は週に1回~10日に一回程度。その後、体の状態を確認させていただきながら月に1回のメンテナンスで状態を保てるようサポートさせていただきます。
「頻繁に頭痛を感じてつらかったのが、回数が減って助かりました」
「毎日のように頭痛薬を服用していたのですが、薬を飲まなくてもよくなりました」
「肩こりをほとんど感じなくなったので、頭痛の回数も減りました」
など、喜びのお声を多く頂いております。
頭痛を防ぐライフスタイル

1.毎日決まった時間に起きる
毎日決まった時間に起床して、朝日を浴びることで体内時計はリセットされます。体内時計のズレは不調の原因になってしまうため、就寝が遅くなった翌日も、決まった時間に起きるようにしましょう。
2.バランスの良い食生活
足りない栄養素があると、さまざまな不調が出てきます。バランスの良い食事をこころがけましょう。
3.適度な運動や足つぼで血流を活性化する
朝の足つぼや、就寝1~2時間前にストレッチ・ヨガは、血流が促進されリフレッシュもできるため、頭痛予防に効果的です。特に耳を水平に引っ張ったり、斜めに引っ張ったり、前後に大きく回して耳周りの筋肉をほぐすマッサージは、積極的に取り入れていきましょう。
4.寝る前にはデジタルデトックスを行う
スマホやパソコンを見る時間を減らすし、就寝2時間前には見ないようにするなど、日々の中でデジタルデトックスを取り入れるのも、頭痛予防に効果的です。
5.入浴
40℃くらいの湯船でゆっくり温まり、リラックスしてください。入浴は体を温める温熱効果だけでなく、水圧による全身の血流促進、水の浮力で重力から解放される浮力効果などもあります。お湯の中では、筋肉や関節も緩み緊張がほどけるため、リラックスすることができます。
控えた方が良い食べ物
- 砂糖などの糖質
- 揚げ物やラーメンなど脂っこいもの
- 肉などの動物性タンパクの過剰摂取
摂取した方が良い食べ物
- 洋食よりも和食がベスト
- 魚(鮭、さば、さんま、イワシなど)
- 味噌汁・梅干し
- 小松菜などの青物野菜
- 頭痛発生時には梅肉エキスを摂取する
まとめ
慢性的な頭痛はライフスタイルの見直し、反射区を利用したセルフケアで改善していくことが可能です。セルフケアでも効果が見込めますのでぜひ実践してみてください。セルフケアでなかなか改善しない…という方はぜひ一度、当サロンにご相談ください。