吐き気は日常生活において不快な経験ですが、その原因は多岐にわたります。この記事では、吐き気の8つの一般的な原因を詳しく解説し、それに対する自然療法としての足つぼの効果についてご紹介します。
吐き気の原因8つ
吐き気を催す原因には、おもに以下8つが考えられます。
胃の冷え
胃を温める作用が低下している、あるいは冷たいものの食べ過ぎによって、胃が冷えると吐き気が生じます。夏にアイスクリームやかき氷、アイスコーヒーなどを飲んでいる方に多く、胃痛が伴うのも特徴です。
胃の熱
脂っこいものや味の濃いものの食べ過ぎや、風邪の一種にかかり、胃に熱を生じることによっても吐き気は起こります。外食が多い方、ラーメンや揚げ物、お肉料理が中心の方に多いです。特徴は口臭、口の中が酸っぱい、尿が濃い、便秘などの症状を伴うことです。
ストレス
精神的な緊張やストレスによって起こる吐き気です。特徴は胸が苦しい、脇の痛み、口が苦い、のどが渇くなどの症状を伴うことです。真面目な方、几帳面な方、自分より他人を優先してしまう優しい方に多いです。
自律神経の乱れ
胃腸は副交感神経が働き、リラックスしているときに活動しますが、更年期になりエストロゲンの減少により自律神経が乱れることで、交感神経が活動を続けてしまうと胃腸の不調や吐き気が起こります。
暴飲暴食
暴飲暴食で胃腸の機能が弱ったために起こる吐き気もあります。特徴は暴飲暴食、腐った匂いのするゲップが出たり、食べ物のニオイを嫌がったりすることです。会食が多くなる時期には要注意。
副甲状腺の疾患
「副甲状腺機能亢進症」の症状。副甲状腺が腫大して(腫れて)、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され血液中のカルシウム濃度が増加する病気です。倦怠感や吐き気、腹痛、血圧の上昇などの症状があります。
頚椎症
首の負担が長い間続くと、頚の椎間板(脊椎の骨と骨の間にあるクッション)が、つぶされて飛び出し、神経に触ったり、骨が変形したりしてしまいます。そして、頭痛、肩こり、頚部痛、眼の奥の痛み、耳鳴、めまい、吐き気、手指のしびれ、不眠など、さまざまな症状を引き起こすことになります。
薬の副作用
ピルの副作用のなかで最も多いのが「吐き気」です。一時的に体内のホルモン量が変化することによって起きると考えられます。
足つぼが吐き気対策になる原理とは?
内臓機能活性化
足つぼには「つぼ」という言葉が入っていますが、実際には「つぼを押す」わけではありません。
足裏には「反射区」と呼ばれる神経の束が存在します。全身の神経の3分の2が集まり、各臓器へとつながっている部分です。
足つぼで刺激を与えるのは、まさにこの反射区。
反射区を刺激することにより、神経でつながっている臓器の機能が正常化され、各器官の働きが調節されていきます。
血流の循環をよくする
血流が滞りやすいのは、下半身です。
心臓から出た血液は、動脈によって足元まで流れ、静脈によって心臓に戻ります。しかし静脈には、ポンプ機能がありません。
そのため重力に逆らって心臓の方に血液を送ることがとても難しく、血液や水分、老廃物が下へ溜まってしまいがちになるのです。
溜まった部分を、足つぼで刺激することにより、全身の血流が促進され、健康な体を作ることができます。
ホルモンバランスを整える
ホルモン分泌に関連する器官の働きが正常化し、全体のホルモンバランスが整います。
足つぼのやり方
食後は30分以上あける
食後は、血流が胃の方へ集中しています。足つぼをすると、血流が分散し、胃の消化活動に影響を与えます。消化不良になる恐れもあるため、食後すぐは控えましょう。
ご褒美時間として継続する
自分の体にごほうびをあげる、至福の時間!と考えて、1日のどこかにその時間を作ってみましょう。考え方ひとつで、ケアの仕方、継続率も変わってきます。
リラックスできる空間を作る
足つぼは、健康法であり、リラックス効果もあるものです。せっかく自分の体に目をむける貴重な時間ですから、リラックスできる状態を作って、気持ちよく始められるように環境を整えてみましょう。
両足30分を目安に
ケアの時間が長いと負担になる場合があります。ケアは、片足につき10~15分程度で十分です。 1日1時間を週一回より、短時間を毎日コツコツする方が、効果的です。特に念入りにケアをしたい気になる反射区があれば、その10分の中で配分を決めて、長めにするようにしましょう。
ケアにおすすめの時間帯
おすすめは朝起きてすぐ。朝はデトックスの時間だからです。もちろん朝がむずかしい方は、ご自身が続けやすい時間帯で大丈夫。ただ、ケアのあとには白湯を500ml飲むようにします。そのため寝る前に行うと、夜中トイレに起きてしまう可能性があります。
その他注意点
妊娠中の方は、ケアを避けてください。また、ケアのあとに白湯を500ml程度飲むようにしましょう。
当サロンの子宮整え足つぼについて
子宮整え足つぼは、刺激する場所を、点ではなく、面でとらえます。刺激は、“深く・ゆっくり”が、ポイントです。ゴリゴリ、ミシミシとした感触があれば、それは老廃物。老廃物をつぶすようなイメージで刺激するようにしましょう。
足の裏が、反射区という区切り線のあるぬり絵だと思って、そして、あなたの指や棒が、クレヨンだと思って、反射区ごとに、キレイに塗りつぶすように、刺激しましょう。
多くの方が、足ケアの途中でしんどくなり、左右のケア時間に差が出てきやすくなります。また、1回のケアが長時間になると、続けるのが面倒になってしまいますよね。
そのため片足につき10分、タイマーセットでケアされることをオススメします。不調がある状態のからだは、血流が悪く、体の中に不要な老廃物が多く、代謝が悪いため最初の3ヶ月は、週に1回~10日に1回のご来店をおすすめしています。
その後は、お体の変化を見ながら徐々に回数を減らしていき、1ヶ月に1回のペースでメンテナンスしていただけるようサポートさせていただきます。
好転反応
足つぼを始めたばかりの方に、以下のようなからだに変調がみられることがあります。
からだが反応してくれている表れです。2~3日で消えるので心配いりません。
初めてさんのコース
- カウンセリング、体質チェック
- 足裏の視診
- 子宮整え足つぼ80分コース
(足湯10分+足つぼ+太ももまでのオイル施術(前面のみ))
カウンセリング
初回ご来店時は、カウンセリングとアーユルヴェーダによる体質チェックを受けていただきます。
あなたのお悩みが、いつからあって、どんな様子か、あなたがどうなりたいかをぜひお聞かせください。
体質チェック
アーユルヴェーダによる体質チェックの結果をお伝えします。
風・火・水の3つのタイプに分類し、あなたがどのタイプかを知ることで、お悩みの原因が見えてきます。
タイプによって気を付けた方が良い習慣や食べ物を、お伝えさせていただきますね。
足裏視診
実際に足裏を見せていただき、足の色や硬さなど状態を把握させていただきます。足裏の状態で、お疲れの臓器が分かります。
子宮整え足つぼ80分コース
足湯に入っていただき、いよいよ足つぼの始まりです。最初は痛みを感じることもありますが、次第に慣れていきます。
足つぼの後は、体質別のオイルをふくらはぎや太ももにしっかり浸透させて、リンパを流していきます。
施術終了後に足をつくときには、「軽い!」と驚かれる方が多くいらっしゃいます。
ご自宅でのセルフケア
足つぼは薬ではないため、すぐにからだが変わるわけではありません。地道にコツコツが必要なんです。
ご自宅でセルフケアをしながら、サロンに通っていただき、継続的に刺激していきましょう。お食事のアドバイスは、お客様に合わせた時期にさせていただきます。
サロンでの施術効果をできるだけ長持ちさせていただくために、ご自宅でできるセルフケアレッスンのご用意もしております。
2回目以降のコースは、【よもぎ蒸しと足つぼのセットの120分コース】が人気です。
施術終了後
施術後は、デトックス力が高い玄妙茶を飲んでいただきながら、足の状態についてお伝えしております。
足つぼは、病みつきになる”痛きもちいい”を感じられるものです。まだ足つぼをされたことがない方も、ぜひ受けに来てくださいね。
まとめ
私たちは日々、胃の冷えや胃の熱、ストレス、自律神経の乱れなど、様々な要因にさらされています。これらの原因は、意外にも私たちの生活習慣や環境に密接に関連しています。
これらの吐き気の原因を理解し、適切に対処することが大切です。自宅で簡単にできる足つぼの方法や、サロンでの専門的なケアについて参考にして頂きながら、吐き気という不快な症状を軽減し、日々の生活をより豊かで健康的なものにするための一歩を踏み出してみてくださいね。